12月校長先生 挨拶
基盤
校長 前 浩輔
いよいよ年末となりました。寒さも本格的になっています。この一年間、学校教育にご支援ご協力を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
さて、生徒達の二学期の努力と成長に大いに敬意を感じるところです。日頃の学習の成果は期末試験にも表れ、耐寒走を黙々と走る姿は、マラソン大会での成果に表れました。
生徒会選挙では、立候補者が次年度のかわかみ源流学園を見据えてより良い学校にしていきたい気持ちを述べ、応援弁士も立候補者の良さをしっかりと伝えてくれました。税の作文でも優れた成果を収め、吉野税務署の表彰式で代表として作文朗読をしてくれました。
このような生徒達の成長の基盤は何かと考えたとき、ご家族のご協力が全てだと思います。毎日の規則正しい生活により、自律神経が整い、体は正常に機能します。
近年、スマホ使用の低年齢化が進み、小学生の校内暴力はここ7年で10倍以上に激増しています。仮想と現実の見分けがつきにくく、人の痛みが分からない子が増えたと言います。小学生の不登校やいじめも、ここ6年で4倍ほどに増えています。
「朝起きて夜眠る」ことや、「三度の食事」ができること、このような基本的なことに価値を感じられない人が増えているのかも知れません。
私たちの暮らしは、病院・警察・消防署をはじめ、電気・ガス・水道、生産や物流の至る所で24時間365日働いてくれている人達のお陰で成り立っています。改めて、生かされていることに感謝し、生活を整えることの価値を感じる年末にしたいと思います。
皆様方の一層のご自愛と、良きご越年をお祈り申し上げます。