4月学校長の言葉
支援
校長 前 浩輔
例年より季節の進みが早いようで、校務員さんが手入れしてくださった藤の花が、美しく咲いています。地域、保護者の皆様方には昨年度も本校にご支援ご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。今年度、川上中学校は新入生二名を迎え、十三名でスタートしました。生徒達の成長と活躍をしっかりと支援していきたいと思います。
さて、成長の支援について聴いた話を書きます。脳性麻痺のお子さんは、体を上手く動かせないので寝たきりにさせておくと、いつまでも言葉を話せないそうです。しかし、胴体を支えて這い這いさせてあげると、自分の動きで景色が変わるところから脳が発達し、言葉を話せることにつながるそうです。
中学生についても同様のことが多々あると考えられます。明け方までゲームに夢中になると、翌日は寝不足のため、授業中に眠たくなるとか、体調不良になると考えられます。ゲームの開発は、モニターの脳波を測定しながら、高い興奮状態を保つように作られるそうです。機械に脳の興奮状態を操作されて、満足する習慣が身につくと、現実の生活が億劫になるのではないかと心配です。
「這えば立て、立てば歩めの親心。我が身に積もる年を忘れて。」という言葉があります。地域、保護者の皆様には、今年度もご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。